03-5829-9744 事前にご連絡頂ければ時間外も対応いたします。
お気軽にお問合せください。
営業時間
平日 10:30~18:00

高齢者後見とは

  1. ひろせ法律事務所 >
  2. 高齢者後見に関する記事一覧 >
  3. 高齢者後見とは

高齢者後見とは

成年者は、未成年者ではないため、未成年者を保護するための制度は適用されません。(民法4条)

もっとも、成年者であったとしても、認知症の場合など、判断能力が十分でないために保護を必要としている者がいます。
そこで、民法はそのような者を保護する制度を用意しています。
この制度を成年後見制度といいます。

高齢者後見は、大きく分けて以下の2種類に分かれています。

①法定後見

法定後見とは、すでに判断能力が不十分な状態にあるものについて、民法の規定に基づき、家庭裁判所が保護者を選任し、その保護者に法定の権限を付与する制度です。
具体的には、成年後見・保佐・補助の3類型に分かれます。判断能力の程度によって、どの法定後見制度を利用するかが異なります。

②任意後見

任意後見とは、現在は十分な判断能力を有する者が、将来判断能力が低下した場合に備えて、その場合の能力を補完する方法を契約によりあらかじめ自分で決めておくことを可能にする制度です。

通常の委任契約により、将来の後見事務を委託することも可能です。
しかし、本人が意思能力を喪失したとしても、代理権が消滅するわけではない(民法111条参照)ため、代理人を監督する人がいなくなり、代理権を濫用されてしまう危険性があります。

そこで、本人が安心して将来のために自己の後見事務を特定のものに委託することができるように、監督制度を整備しました。
これが任意後見制度です。

当職は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、23区、多摩地域を中心に1都3県などで、制度人、保佐人、補助人、法定後見人、家族信託、財産管理契約、後見開始の審判の申し立てなど、様々な成年後見問題全般について法律相談を承っております。
成年後見問題についてお悩みの際はお気軽に当事務所までご相談下さい。

ひろせ法律事務所が提供する基礎知識

  • 審判離婚

    審判離婚

    審判離婚とは、調停離婚が不調に終わった際、家庭裁判所の審判によって離婚を成立させる方法です。 調停がう...

  • 【弁護士が解説】別居期間は何年あれば離婚が成立しやすい?

    【弁護士が解説】別居期...

    離婚はしていないものの、長年別居状態であるという場合、その別居期間を理由に離婚が認められるケースはあ...

  • 協議離婚

    協議離婚

    協議離婚とは、夫婦が協議し、双方が合意に至った上で離婚を成立させる方法です。 協議離婚を成立させる上...

  • 債務整理とは

    債務整理とは

    借金で困っている際に「債務整理」を行うことで無理なく月々の返済を行うことが見込めます。 債務整理には...

  • 離婚問題を弁護士に依頼するメリット

    離婚問題を弁護士に依頼...

    実際に離婚を目指す事が決まった場合、まずは相手と話し合いを進めようとする方も多くいらっしゃるでしょう。...

  • 公正証書遺言の作成方法|必要書類や手順について詳しく解説

    公正証書遺言の作成方法...

    公正証書遺言とは、公証役場において、証人2人以上の立ち会いのもとで公証人が作成する遺言のことを指しま...

  • 相続の種類

    相続の種類

    相続は、死亡した人の権利と義務の承継です。つまり、遺産には銀行預金や不動産、株式等のプラスの財産だけで...

  • 離婚調停で親権を獲得するには

    離婚調停で親権を獲得するには

    さまざまな理由で離婚を決断する際、子どもがいる場合には、その親権をどちらが有するかで話がまとまらないこ...

  • 自己破産とは

    自己破産とは

    「自己破産」は債務整理の中で唯一すべての債務を無くすことができる方法です。 債務がなくなるため借金の...

よく検索されるキーワード

ページトップへ