03-5829-9744 事前にご連絡頂ければ時間外も対応いたします。
お気軽にお問合せください。
営業時間
平日 10:30~18:00

相続において寄与分が認められるケースを解説

  1. ひろせ法律事務所 >
  2. 相続に関する記事一覧 >
  3. 相続において寄与分が認められるケースを解説

相続において寄与分が認められるケースを解説

相続では、原則として法定相続分を基準に遺産を分けることになります。
しかし被相続人の介護や事業の手伝いなど、特定の相続人が大きな負担を担ってきた場合、単純に均等に分けるだけでは不公平になることもあります。
そのような不公平を調整する制度が寄与分です。
今回は、相続において寄与分が認められるケースを解説いたします。

寄与分とは

寄与分とは、被相続人の財産の維持や増加に対して、相続人が無償で特別な貢献をした場合に、その貢献度を遺産分割に反映させる制度です。
長年にわたり介護を続けた相続人や、家業を無給で支えてきた相続人などが対象となる可能性があります。
寄与分が認められると、通常の相続分に一定の加算がされることになります。

相続において寄与分が認められるケース

相続において寄与分が認められる可能性があるのは、以下のようなケースです。

  • 長期間にわたる無償の介護を行ったケース
  • 家業や事業を無償で支えたケース
  • 被相続人の財産を維持・管理し続けたケース

それぞれ確認していきましょう。

長期間にわたる無償の介護を行ったケース

相続人が長年にわたり介護を続け、その結果として施設利用費や介護サービス費の支出を抑えたようなケースでは、寄与分が認められる可能性があります。
ただし、一般的な親族としての付き添いや短期間の手伝いでは足りず、無償性や継続性が重要な判断要素となります。

家業や事業を無償で支えたケース

被相続人が経営していた商店や農業、会社などを相続人が長期間手伝い、売上の維持や資産形成に貢献した場合も寄与分が認められる可能性があります。
単なるアルバイトとして対価を受け取っていた場合は寄与分として認められにくく、あくまで無償性や特別な貢献がポイントになります。

被相続人の財産を維持・管理し続けたケース

空き家や土地、不動産などの管理を長期間にわたって行い、資産価値の低下を防いだ場合も寄与分が請求できることがあります。
たとえば修繕や清掃、賃貸管理などを無償で継続していたような場合には、被相続人の財産の維持に貢献したと評価される可能性があります。

まとめ

寄与分が認められるためのハードルは高く、相続人同士の対立につながることも少なくありません。
介護や家業の手伝いなどを長年続けてきた場合でも、必ず寄与分が認められるとは限らないため、早い段階で法的な見通しを確認することが重要です。
不安がある場合は、なるべく早めに弁護士に相談することをおすすめします。

ひろせ法律事務所が提供する基礎知識

  • 離婚時の年金分割とは?手続き方法や必要書類など

    離婚時の年金分割とは?...

    ■年金分割とは? 年金分割とは、その名の通り夫婦が離婚する際に、収入の少ない一方が将来年金を十分にもら...

  • 別居中の生活費を請求するには

    別居中の生活費を請求するには

    民法において、「夫婦は、…婚姻から生ずる費用を分担する」ことが規定されています(民法760条)。この規...

  • 遺言とは

    遺言とは

    被相続人の最終の意思表示を遺言といいます。 遺言は、被相続人の最終の意思表示ではありますが、それは死...

  • 内縁の妻(夫)に相続権はある?

    内縁の妻(夫)に相続権...

    相続の際、内縁の妻(夫)は原則的に遺産を相続することができません。その理由などを以下にご紹介します。 ...

  • 自己破産後にローンは組めるか

    自己破産後にローンは組めるか

    まず、自己破産とはどのようなものなのかについて簡単に見ておきましょう。自己破産とは、債務者自らが裁判所...

  • 【弁護士が解説】相続放棄の期間と手続きの流れ

    【弁護士が解説】相続放...

    相続財産には、預貯金や不動産だけでなく、借金などの負債も含まれます。 相続財産が借金などの債務で...

  • 相続財産調査は自分でできる?専門家に依頼する場合の費用相場は?

    相続財産調査は自分でで...

    親族が亡くなった場合、次に発生するのが遺産相続の問題です。 この問題を解決するためには、まずは何...

  • 家族信託と成年後見人制度の違い

    家族信託と成年後見人制...

    ■家族信託とは 家族信託とは、財産を家族に預けて管理・運用してもらうことをいいます。 財産を預ける人...

  • モラハラを理由に離婚するには

    モラハラを理由に離婚するには

    ■モラハラとは モラルハラスメント(モラハラ)とは、精神的な暴力や嫌がらせのことをいいますが、モラハラ...

よく検索されるキーワード

ページトップへ