■遺産分割協議とは
遺産分割協議は、相続人全員で相続の具体的な分配を決定することをいいます。法定相続分は相続財産の分配の割合を定めたものにすぎないため、具体的にどの財産を誰が相続するかを決定する必要があります。相続人全員の合意があれば、遺言と異なる分割を行うことも可能です。
遺産分割協議は必ずしも対面での話し合いの形をとらなくても構いませんが、最終的には遺産分割協議に相続人全員が署名・押印を行う必要があります。
遺産分割協議書は相続税申告で必要になるので、相続税申告の期限、つまり被相続人の死亡から10か月以内までには作成する必要があります。
■遺産分割協議で合意に至らない場合
遺産分割協議をおこなっても相続人全員の合意に至ることができなければ、遺産分割調停へと進みます。遺産分割調停は家庭裁判所で行います。
調停では、必要書類を提出し、相続人各々から事情を聴き、合意に向けて助言を行います。調停が不成立の場合は、相続人の収入や年齢等を考慮して審判を行うことになります。
当職は、東京を中心に一都三県で法律相談を行っております。遺言書の作成や生前贈与のような事前の準備から、遺産分割、名義変更まで、相続に関わることでわからないことがあればお気軽にご相談ください。初回相談30分無料のサービスも提供しております。
遺産分割協議
ひろせ法律事務所が提供する基礎知識
-
離婚裁判の基礎知識|費...
離婚は、誰の身にも起こり得る法律問題といえます。 しかし、いざ離婚裁判を起こそうという時になると...
-
遺産分割協議
■遺産分割協議とは 遺産分割協議は、相続人全員で相続の具体的な分配を決定することをいいます。法定相続分...
-
モラハラを理由に離婚するには
■モラハラとは モラルハラスメント(モラハラ)とは、精神的な暴力や嫌がらせのことをいいますが、モラハラ...
-
債務整理に関する相談を...
「任意整理」「自己破産」「個人再生」などの債務整理は、弁護士に頼らず一人で問題を解決することも可能です...
-
自己破産ができない場合...
自己破産とは、裁判所が債務者に支払い能力がないと判断した場合に、支払いが難しくなった借金などの「負債の...
-
離婚調停の流れや注意点...
離婚調停は、裁判官や調停委員が仲介して夫婦の離婚条件を話し合う手続きです。 ...
-
面会交流権
■面会交流権とは 面会交流権とは,離婚等によって子どもと離れて暮らしている親が(以下、非監護親)、子ど...
-
【モラハラ夫・妻と離婚...
配偶者によるモラハラにより苦しみ、離婚を考えている方もいらっしゃると思います。 もっとも、相手方...
-
遺言が無効になるケースとは
一般的に、遺言は遺言者の死亡の時からその効力が生じます(民法885条1項)。しかし、遺言者の死亡後に遺...
よく検索されるキーワード
-
相続・遺言に関するキーワード